コンパウンドの使い方
あなたは「コンパウンド」をご存じですか?
いわゆる研磨剤のことで、車のボディをコンパウンドで磨くことで傷を目立たなくできます。
今回は、そんなコンパウンドの使い方について解説していきます。
▼コンパウンドとは
コンパウンドは車の塗装面の細かい傷や、こびり付いた水垢を除去するために使われます。
「消す」という表現を使っていますが、正確には塗装の表面を削って傷周辺をなだらかにできます。
コンパウンドでは布に付けて手で磨いたり、専用のポリッシャーという機械にバフを取り付けて、そこにコンパウンドを付けて使います。
ちなみに「バフ」とは、ポリッシャー取り付ける、スポンジやウール製の研磨アイテムです。
ひっかき傷のように大きな傷になってくると、コンパウンドでは消せません。
指の爪がひっかからない程度の傷なら、コンパウンドで消せるでしょう。
▼コンパウンドの使い方(手で磨く場合)
コンパウンドは、以下のように使います。
■養生
まずは研磨をしない周辺部分を、マスキングテープやビニールシートで養生します。
■スポンジに水を含ませる
次にスポンジに水を含ませて絞り、スポンジにコンパウンドを付けましょう。
なぜスポンジを湿らせるのかというと、摩擦熱の発生を防ぐためです。
摩擦熱で塗装が剥がれやすくなってしまいますからね。
そしてスポンジで、消したい傷周辺にコンパウンドを塗り広げます。
■研磨
ここでようやく研磨作業が始まります。
研磨する際は、縦方向または横方向に、スポンジを同じ直線上で動かすのがコツです。
円を描いたりしてしまうと、円状の傷ができたり、色ムラができたりしてしまいます。
まずは粒子の粗いのコンパウンドからはじめ、徐々に粒子の細かいコンパウンドに切り替えていきます。
コンパウンドの切り替えは、一度前のコンパウンドを拭き取ってから行いましょう。
■拭き取り~仕上げ
次にコンパウンドを柔らかいクロスで拭き取ります。
拭き取る際も、コンパウンドをかけたのと同じ方向にクロスを動かします。
最後に最も粒子の細かいコンパウンドで仕上げを行って拭き取り、完成です。
▼まとめ
コンパウンドでの研磨はDIYでも行えますが、失敗すると塗装が白くぼやけてしまったりするので注意が必要です。
熊本市にあるアールズポリッシュでは、ガラスコーティングを行っております。
「コンパウンドがけを失敗した」といったご相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にご来店ください。